第03話 オフィスでの謎の視線

酵素はじめました日記

在宅勤務の日はいいものの、出社日は小さな水筒に酵素を移し替えて持ち歩くようにしています。ある日、給湯室でこっそり飲んでいたら、同僚に「それ、何のお酒ですか!?」と二度見されました。

いや、朝の9時から出社してすぐお酒を飲む人がどこにいるでしょうか。慌てて「違います、酵素です!」と弁解する羽目になりましたが、なぜか以降「意識高い系」認定されてしまい、ランチでサラダを頼んだだけで「やっぱりね」という顔をされるようになりました。これは心外です。

原因を探ってみると、水筒のラベルが半分剥がれかけていて、余計に怪しい液体感を醸し出していたことが後から判明。オフィスの鏡で自分の姿を見て、思わず反省しました。

それでも懲りずに翌週も水筒持参を続けていたら、今度は別の同僚から「私も水筒デビューしようかな」と相談されるように。怪しい飲み物疑惑から一転、まさかの相談役に昇格した朝でした。

後日、その相談してきた同僚と一緒に水筒を選びに行くことになり、まさかのランチタイムが水筒品評会と化しました。怪しい液体疑惑から始まった話が、こんな展開になるとは思いもしませんでした。

それ以来、その同僚とはちょっとした健康ネタ仲間のような関係になり、ランチの話題がひとつ増えました。給湯室での二度見から始まった出来事にしては、なかなか悪くない展開だと思っています。