第01話 計量カップとの闘い

酵素はじめました日記

43歳、家事も仕事もそこそこ手を抜きたい派のミカです。友人に「これ、意外と続けやすいよ」と勧められて、朝の習慣に「あの酵素」を取り入れることにしました。健康ブームに乗り遅れまいという、ただそれだけの動機です。

初日、問題になったのは付属の計量カップならぬ計量キャップ。寝ぼけ眼で目盛りを見誤り、明らかに多めに注いでしまいました。「まあ、多い分には別にいいか」という謎の自己判断のもと一気に飲み干したところ、その日はやたらとトイレが近い一日に。いや、それは単に水分を摂りすぎただけです。冷静に考えれば当然の結果でした。

2日目はリベンジとばかりに、今度は慎重に計量しようと目を凝らします。すると、キャップの内側に薄く控えめな目盛り線があることにようやく気づきました。「昨日の自分、節穴か」と、洗面所で一人ツッコミを入れる羽目に。誰も見ていないのが救いです。

3日目、ようやく適量を注げるようになった頃には、朝のルーティンにちょっとした儀式感が生まれていました。たかがキャップ、されどキャップ。酵素生活、初日にしてすでに多くの学びがあった気がします。

友人にこの顛末を報告すると、「そんなに気合入れなくていいのに」と笑われてしまいました。とはいえ、慎重になりすぎるくらいがちょうどいいのかもしれません。次の目標は、寝ぼけていても目盛りを間違えない体づくり、ならぬ目づくりです。

それから数日は、キャップを開けるたびに前日の自分を思い出し、思わず苦笑いする日々が続きました。小さな失敗も、続けていく中ではいい笑い話になるものだと感じています。